秋の薬膳、白木耳と梨のコンポート
明日から10月、福岡も肌寒い日が続きます。
今日は秋の食事について書きますね。
秋は乾燥する季節。潤す「白い」食べ物をとろう。
秋といえば。豊富な果物、脂ののった魚…旬の味覚をイメージする方が多いかもしれません。では私達人間は??
薬膳でいうと、秋は「木の葉が落ち、乾燥する季節」なんだそうです。私達も、乾燥の影響を受けやすく、一番上にある臓器「肺」が乾燥しやすいため、呼吸器系のトラブルが多い季節。
そんな時にとりたいのが、白い食べ物。肺を潤すとされ、秋の食養生で使われます。
白いものと言えば?粘膜を潤す、免疫力を高める!
今日ご紹介する「白木耳と梨のコンポート」のように、きのこ、れんこん…秋に出てくる季節の食材があてはまります。乾燥を予防する秋の食材は、水溶性の食物繊維やビタミンが豊富です。よく、栄養学で「風邪予防」のお話をしますが、粘膜を潤すムチンも、白い食材(里芋やれんこん、なめこなど、ぬるぬるするもの)に豊富に含まれます。
また、きのこに多く含まれるβ-グルカンは、免疫力を高める成分。食物繊維も豊富で、腸内環境の改善にもつながります。
乾燥・風邪の予防に、白い食べ物を摂りいれましょう。
白木耳と梨のコンポート
白木耳は、黒い木耳と比べ、水溶性の食物繊維が豊富です。肺を潤す食べ物に分類され、腸内環境の改善やむくみの改善にも良い食材。梨と合わせて作ってみてください。
材料(2人分)
・梨 1個
・白木耳 一掴み(水で2時間程戻す)
・水 300ml
・砂糖 大2
・レモン汁 1/2個分
・くこの実 少々
作り方
①梨は一口大に切ります。白木耳は水で戻し、食べやすい大きさに切ります。
②鍋に水、砂糖、白木耳を入れ、柔らかくなるまで煮ます。
③梨、レモン汁、クコの実を加え、軽く煮て完成です。
秋は、クリーム・チョコなど濃厚なお菓子が食べたくなりますが…が、甘さ控えめ、食物繊維たくさんのコンポートで、カラダに優しいおやつを摂りいれて、美味しく綺麗になりましょう!
もう一つのレシピはこちら。
〇甘くない、白木耳のレシピ。「鶏肉と白木耳のほろほろ煮」
food-design-lab.hatenablog.com
〇秋は痩せやすい?!
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