FOOD DESIGN LAB

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秋はダイエットに適した時期。季節と食事のポイント

こんにちは、管理栄養士のミホです。先日の9月料理教室は満席をいただきました。ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。

10月の料理教室は10月15日(土)の開催です。

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最近涼しくなってきたので、今日は減量・ダイエットについて書きますね。

秋は代謝が上がりやすい!減量・ダイエットに絶好の季節

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涼しくなると代謝が上がる…なんで?

日本の夏は暑いので、体は汗を出して体温を調整します。でも、「体温を上げよう」という積極的な働きは少ないんです。そのため、冬に比べて10%前後代謝が下がり、夏のイメージと違ってダイエットに向かない季節。

秋の方が、冬に向かって徐々に気温が下がる為、代謝も高まる季節なんです。

 

甘酒の流行に注目、代謝をあげる?

今年の夏は、甘酒が流行しました。「江戸時代の人は、夏に甘酒を飲んでいた」とされ、夏バテ防止・とくに熱中症の防止として注目された食品です。

でも、甘酒を飲む理由はもうひとつあります。内臓を温め、体温を上げて「夏場に下がる代謝を上げる」事です。昔の人の智恵は凄いですね。

 

涼しくなって運動しやすい9月~10月は、運動の習慣をつけて、体づくりをおすすめします。有酸素運動だけでなく、筋肉トレーニングもして下さいね。

 

秋の食事のポイントは??「旬の適量・食べ方を知ろう」

食事の温度は内臓の冷えに影響します。夏は冷たい食べ物が増え、不規則な食生活で胃腸の弱りやすい季節でもあるので、夏場のお食事は、「内臓冷えの防止」「体調を整えるミネラルやビタミン豊富な食事」がポイントでした。

 

秋のポイントは、大きく4つ

①夏の疲れをとる、規則正しい食事のサイクルをつくる

②いも類、れんこんなど、糖質の多い野菜は「適量」食べる

食物繊維をしっかり摂る

④旬の魚をとりいれる

 

「その土地の旬をいただく」事は、食材の栄養価が一番高まり、美味しく頂ける私達にとても合う方法です。秋は美味しい食材が豊富!野菜は、体を温めるとされる根菜類、いも類やきのこが充実します。お魚も、果物も、種類が多いですね。

秋は、美味しい旬の食材が山ほどあるので、何を・どうやって・どれくらい食べるのかが一番のポイントです。

根菜・いも類はビタミン、食物繊維が豊富!…だけど…

冬にかけて増えるレンコンなどの根菜類、いも類は食物繊維が多く、ビタミンやカリウムも多く含みます。ですが、糖質が多い野菜の代表でもあります。

 

大きさにもよりますが、さつまいも1本でご飯1杯と同じくらいのエネルギーがあります。糖質量も多いです。福岡ではよく食べる筑前も、具材はレンコン、里芋など…糖質豊富なので、一緒に食べる物は、同じ糖質豊富なかぼちゃなどが重ならない様に、選びましょう。

おかずに根菜やいも類がある時は、主食としてのご飯を軽めにして下さいね。

食べすぎが多い食材は、いも類、かぼちゃ、レンコンです。糖質は多いですが、頻繁に登場しない食材は、食べすぎにご注意を。(栗、銀杏、梨などの果物)

きのこは低糖質で食物繊維豊富!抗酸化作用も。

多種類のきのこも秋が旬です。きのこは食物繊維やミネラルが豊富で、独特の香りで食欲を増す上、抗酸化作用のあるβ-グルカンを含みます。

腸内環境を整え、免疫力や消化吸収力を上げてくれます。さらにほぼ糖質が含まれないので、いも類とも合わせやすい食材です。

 

ダイエットに大切なのは、ボディイメージと食事の内容・摂り方…。

どうやってはじめようと迷った時は管理栄養士にご相談下さい。

秋は肌寒くなるので、少し気が落ち込む季節でもありますね。そんな時こそ、美味しく食事をしっかりとって、寒さに負けない体を作りましょう。疲れた時こそ、お食事を大切に。

 

ミホ

 

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