FOOD DESIGN LAB

毎日のごはんを楽しく美味しく。

【調理法】玄米のびっくり炊き。浸水なし、時短で。

こんにちは、管理栄養士のミホです!8月に入り、ますます福岡は暑いですね…

 

そんな暑さに負けないように、8月料理教室では「玄米」を使ったレシピを実践します♪

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8月20日(土) 料理教室 「疲労回復!夏に弱りがちな臓器を労わろう♡」

暑い季節は、消化器官が疲れやすいといわれます。また、食事バランスが乱れがちで、効率良くエネルギーを作り出す栄養素が不足する傾向にあります。

そこで!昔から食べられている「玄米食」をテーマに暑さに負けない、お食事の摂り方や、栄養素のお話をしたいと思います♪

<実践献立>

・玄米ちらしずし

・トマトとアボカドのサラダ

・枝豆とみぞれ和え

・冬瓜と生姜の薬膳スープ

なんで夏に玄米??

夏こそ疲労回復のため、栄養をたっぷり摂りたいところ。でも、疲労回復に必要なビタミンB群は、現代日本人に不足しているビタミンの一つ…。

それを手早く解決するのが、「玄米」なんです♡

ビタミン・ミネラルが豊富!!

玄米は、もみ殻をとっただけのお米。

なので、胚芽や糠がついているおかげで、白米に比べるとビタミン(特にB群)・ミネラル・食物繊維が多く入っています。精米する時にでた糠で野菜などを漬け込む、「糠漬け」もビタミンB群豊富で知られる食材です。

玄米の良い点② よく噛んで食べると良いことづくし♡

玄米は白米と比べると断然かたいです。その為、自然と咀嚼回数が増えます。結果、食事量が抑えられたり、早食いの防止になります。

また、知人の玄米屋さんによると…肉より魚、大豆製品の摂取が増え、全体的なバランスが向上するとのこと。玄米は、海藻系の副菜ともよく合いますし、発酵食品との相性も抜群です。美味しく食べるための献立が、結果バランスの良い食事になるんですね。

浸水なし・時短・フライパンで炊ける!「玄米のびっくり炊き」

でも玄米を炊くって面倒…いえいえ、そんなことないですよ!!びっくり炊きとは、途中でびっくり水を入れる方法です。フライパンで炊けます。

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びっくり炊きの良い所

・吸水させなくていい(食べたい時にすぐ炊ける)

・蓋を開けても大丈夫(上にのせて蒸したりもできる)

・失敗しない、焦げない

・炊き加減の調整が簡単♡

炊き方

①玄米を洗います。

②水加減は通常通りの1.2倍。玄米1合に対し、200gのお水を入れます。柔らかくしたいときは、少し多めにしてください。

③強火で、水がなくなるまで放置。途中焦げるのが心配なら、かき混ぜてOK。透明のふたが便利です。

④水気がなくなったら、もう一度、最初と同量のお水を入れます。

⑤強火で再沸騰したら、中~弱火に。

⑥最後は強火で、水気を飛ばします。ふたをしたまま、5分蒸らして完成♡

 

まとめ

玄米は良い点がたくさんありますが、消化が悪いので、早食いはNGです。子供や高齢の方や、体の状態によっては白米の方が良い場合もあります。

 

また、玄米も白米も同じお米。カロリーでいえばあまり変わりません。糖質が豊富な食材ですので、糖尿病の方、予備軍の方、食事療法をするときは、どれくらいの量をどんなタイミングで食べたらいいのか、医師や管理栄養士にご相談下さいね。

 

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